2016-06-15

はじめましてのご挨拶|アトリエ素と|です。

向夏の季節。
このたび島根県雲南市三刀屋町に残る旧歯科医院の建物をお借りして、建築の設計、暮らしとアートにまつわるアトリエ(と、ギャラリー)を始めることといたしました。

改めましてご挨拶を。

設計事務所としての屋号は

・・・・・・・・・・・・・・・
一級建築士事務所  アトリエ素と
・・・・・・・・・・・・・・・

と申します。


素は「そ」と読んでくださいね。









 


ブログのタイトルにも付けている“素を以て絢を為す” の素は、
真っ白な、まっさらな、布の状態を表します。


また、素材そのものの「素」
自然な状態を表す「素」

一つ一つの要素や単位としての「素」

そうした 素と、

様々な思いや活動、表現、事象としての「こと」を大切に、

空間を創ることができたらと

そういった思いを込めてこの屋号を名付けました。


建築は単体で成り立つものではなく、

建築を取り巻く様々な環境とは切っても切り離せないものです。


そして、土地のもつ力、自然環境、これらとの関係性は当然考慮すべき重要なことではありますが

その建築空間で展開される行為の可能性、

関わる人たちの思い、

これらを丁寧にすくい上げ、

形にしていくことが大切だと考えています。




簡単な紹介ではありますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。




開業前の事務所の様子。

2016-06-05

事務所開きのご挨拶

2016年6月5日

向夏の季節

このたび島根県雲南市三刀屋町に残る旧歯科医院の建物をお借りして、

建築設計事務所を開業いたしました。


建築設計事務所としての屋号は
 
一級建築士事務所  アトリエ素と| と申します。
 
素は「そ」と読んでくださいね。



変わった名前ですね、と度々由来を聞かれるので、
こちらのブログでも記しておきますが

 

建築は素|そ|と 事|こと|から創るもの

という理念を事務所名の由来にしています。





素、事、という言葉で思い浮かぶイメージはどのようなものでしょうか。




素材そのものの「素」

自然な状態を表す「素」

一つ一つの要素や単位としての「素」

 
私の名前の一字が入った “素を以て絢と為す”  という論語の一節では
 
真っ白な、まっさらな、布の状態を表します。


また、「事」とは

現象や出来事、行為や事柄、思いや活動など、

間と共にある思考や意識の対象となる様々な「こと」。

クライアントの皆さまの「事」


地域の皆さまの「事」

環境や景観、歴史、文化・・・



そうした「素」と「事」を丁寧に引き出し、

空間やカタチに表現していくのがデザインの本質だと捉え

「素」と「事」から 建築を創る、ということを理念として設計の仕事を続けています。



ただ素材を組み合わせて完成するのが建築ではないのですから。
 
 
 












 








写真は2階に設けたアトリエの一室。
1階は暮らしとアートにまつわるギャラリーとして使えるよう、引き続き準備中です。


色々な意味でスロースタートとなりましたが、皆さまどうぞ宜しくお願いいたします。