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2024-01-25

給下の家 増築工事が進んでいます

師走の頃、慌ただしく給下の家の増築工事が始まりました。

独立して初めての設計案件だった住宅に、
子ども用品の収納室と自転車置場の増築と、植栽整備を行います。

小さかった子どもさんたちも大きくなり、暮らしのペースやスタイルにも変化があり、
数年前から相談を受けていたのですが、なかなか手が付けられず...

昨年ようやく設計を取りまとめ、着工し、
日暮れの早いこの時期も粛々と大工工事を進めて頂いています。

気温が低いので、モルタルや塗装の乾燥は慎重に。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

棟上げの日は雨天でしたが、
既存建物との取り合い部分も手際よく進めて頂きました。
施工は、新築時と同じく出雲の「夢工房」さん。
竣工は2月末の予定です。



2020-05-04

新しいプロジェクトが始まります

三刀屋にあるアトリエの近くに、素敵なご夫婦が移住しておられました。
引っ越したのはもう3年も前になるとのこと。
 お仕事の傍ら、アート制作もライフワークにされています。

スケールの小さな街なので、今までにどこかですれ違っていたでしょうか・・・
 地元は狭いと言いますが、お会いできる機会というのは
本当にタイミングだなぁと思います。

住み開きをするプロジェクトのご相談があり、
まずは家に実測と状態の確認にうかがいました。

同級生で多忙を極める大工の古瀬氏に同行してもらい、2階の屋根の点検も。




ひょいひょいっと屋根に登ってもらい、私もなんとか付いて上がり・・・
構造部材は腐食も倒れも無く、しっかりしていました。

瓦の大きなずれとルーフフィングの劣化による雨漏りが多々有り。
昔ながらの土が敷かれた瓦葺きで、先ずは今後の修繕の方法の検討などを行いました。

新たな家主に大切に住み続けて頂ける事を嬉しく思うと同時に、
地元で増え続けている空き家に対して、建築士として何かできることは無いものかと思案する今日この頃です。


2019-07-05

奥出雲の家

明治の頃に建てられたという、奥出雲町佐白の住宅・U邸。
こちらの母屋の改修設計と監理を担当させて頂きました。防湿性能・断熱性能を高めると共に、外観の美装、内部動線の改善、水周りの改修を大々的に行なっています。


春先に解体工事が始まり、このほど竣工。奥出雲の大工さん、設備会社の皆さんに工事を担当して頂き、予定より早いお引き渡しとなりました。

雪深いこの地域ならではの無骨な構造。
雪ずりから家を守る深い軒、農作業の合間に腰掛ける事のできる縁側をもつ形態はそのままに修繕しています。



U邸もそうですが、奥出雲の昔ながらの家は、総じて佇まいが美しいと感じます。
風土性から成り立つカタチなのでしょうね。


技術を持った人の手と創意工夫で、修繕や増築をしながら現代の生活スタイルに対応し住み続けておられることに感心します。


こちらは玄関。
建具のデザインは既存のものと馴染むデザインとサイズで。

クライアントのこだわりの家具も、地元の家具職人さんの力を存分に発揮して頂き、下足入れ、テーブル・椅子・ベンチ・食器棚は、出雲工芸さんで材料選びから制作までお世話になりました。

ダイニングテーブルと椅子には、珍しい樹種が使われています。


クライアントのご夫婦共に、仕事も農作業も楽しそうに忙しくされているので、日常的な家事動線の効率化を図り、流し台・調理台のほか、奥行き1mのキッチンカウンターを設けました。

こちらのカウンターは、木次の深田建具店さんの制作。いつも丁寧な仕事をしてくださり感謝です。

器やテキスタイル好きの奥様も、あれこれと季節ごとのしつらえを楽しむ機会が増えそうで、私も嬉しく思いました。

・・・・・・・・・・
建築工事:落合建築
電気設備工事:ダイニ電工
給排水衛生設備工事:米田住設
家具工事:出雲工芸
畳工事:友塚畳工店
キッチンカウンター:深田建具店
スクリーン・カーテン:八木内装




2018-04-01

001_給下の家 竣工写真 内観

引き続き、給下の家の竣工写真
外観と同じく古川誠さんの撮影です。

内観



 玄関から入って


















LDKの吹抜けへ。
 キッチン横の食品庫収納と
 廊下への建具はタモの突板練付。


キッチンから見るダイニング。奥は太鼓貼りの障子。
中桟を挟んで両面に障子紙を貼ることで断熱性や意匠性も高めることができるので、
しばしば採用します。





リビングの和室側からキッチンを見る

吹抜けが気持ち良いです。


階段の手摺はスチール製。

極力シンプルに、取付け方法は段裏から固定する
オリジナルのディテールです。

子どもたちに危険が及ぶのでは?という心配を他所に、
クライアントの方曰く、
そういうことがあればロープを巻き付けるので
このままでOK、とのこと。
 畳の間のリビングと、奥に繋がるのは寝室。



 家族の中でインフルエンザにかかった人は、
 寝室からこの畳の間に隔離されます。

ダイニングとリビングの間の障子は
全て開け放すことができます。

季節によって局所的に冷暖房を効かせたい時、
開放的に過ごしたい時など、その時々の状況に応じて
仕切り方を変えることができるので便利です。




リビングから寝室へ。
 寝室からリビングへ。

階段を上がると、子ども室と書斎へ繋がります。


どこに居てもLDKの吹抜けを中心に
家族の気配が感じられる住まいです。


 吹抜け上部の高窓からは、
 三刀屋の桜並木を楽しむことができます。



 2階の廊下に面した引き戸も状況に応じて
 フルオープンに。


 この場所で暮らすからこそ楽しめる要素を
 散りばめた住まいです。
 

 

001_給下の家 竣工写真 外観

給下の家 竣工写真が届きました。
撮影は古川誠さん。

外観





焼杉の外壁の質感は見入ってしまう美しさ。。

年月を経て少しずつ変化するのもまた自然素材の持つ妙。