2020-11-06

会えない時だからこそ

今夏より、パートナーの苗字である「千葉」を名乗ることになりました。

継続中の仕事の都合上、混乱を生じそうなので、少しずつ置き換えて行こうと思います。

生きる喜びでもある、人と会うこと・集うことが、まさか人命に関わるかもしれない状況になろうとは一年前には思いもしませんでした。

オンラインでしかミーティングできなかったり、親族や友人にも会うことが叶わない昨今ですが...

短い時間でもマスクのまま直接言葉を交わしたり、直筆の手紙をやり取りすることがこんなにも心に響くものなのかと余韻に浸っています。

写真は東京で暮らす、妹夫婦と甥っ子からもらった手紙。

皆さまもどうか健康第一でお過ごしください。



2020-10-25

まちのワーキングスペース「オトナリ」がオープンしました

昨年から設計監理を協力させて頂いていた、

まちのワーキングスペース「オトナリ」がオープンしました。

木次のまちなかに、またひとつ新しい明かりが灯りました。
 
 
木造2階建ての空き家をリノベーションした施設で、
コワーキングスペースやシェアオフィス、小さな飲食店機能を有しています。
 
前面道路に面する1階部分をセットバックして設けられた軒下空間が、
街と施設とをつなぐ場となるよう意図されています。



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
空き家の利活用は、
その建築そのものの魅力、
その建築の在る地域が持っている魅力、
そこで活動しようとする人の魅力、
それらのポテンシャルを活かすことが重要であると感じます。

この建築を通して多様な活動が生まれ、
人の交流をきっかけとして
街に様々な変化をもたらす場となるよう願っています。


2020-07-31

ルミエの店舗リニューアル工事が完了しました

出雲市駅前にある、洋服と皮のお店 Lumiere ルミエ。
同い年のオーナーさんが5年前に独立されて、その節目となるタイミングで
内装のリニューアルをされることになり、
素材や家具のレイアウトの変更をご提案させて頂きました。

既存の床は濃いフローリング材。

オーナーさんから「商品やお客様の顔映りを美しく見せることのできる、

明るい仕上げに変えたい」とのご要望があり

壁の色との相性と、素材感を大切にした大判の床タイルを選んでいます。



割付けもすっきり!


施工は三刀屋中学校時代の同級生、大工の古瀬氏です。

短期間の工事でしたが、段取りよく丁寧に作業して頂きました。


リニューアルオープン、おめでとうございます。



オーナーさんのセンスと人柄が表れた店内は、とても居心地がよく
ついつい長居してしまいます。。

益々、たくさんの方に愛されるお店となるよう
願っています。




2020-05-07

アトリエのウェブサイトを開設しました

ようやく「一級建築士事務所アトリエ素と」のウェブサイトを開設しました。

http://atelier-soto.com/




ちくちくと作業して、コロナ禍のゴールデンウィーク・自粛週間は
掲載するための写真を見返しながら、設計時や現場での出来事、
クライアントさんのお人柄や暮らしのことなどに思いを巡らせていました。

建築をつくる機会を与えて下さったことに感謝すると共に、
またひとつひとつ、真摯に設計や建築に取り組む所存です。



ギャラリーで開催したイベントも、振り返りやすくなったかなと。

ちなみに今年の「ギャラリー事と」の活動はスローペースでいこうと思ってはいたのですが。
予定している作品展は、状況をみながら少し延期も仕方ないねと話しているところです。

またギャラリーで皆さんと元気にお会いできる日を楽しみにしています。

アトリエ素と 小畑絢子

2020-05-04

新しいプロジェクトが始まります

三刀屋にあるアトリエの近くに、素敵なご夫婦が移住しておられました。
引っ越したのはもう3年も前になるとのこと。
 お仕事の傍ら、アート制作もライフワークにされています。

スケールの小さな街なので、今までにどこかですれ違っていたでしょうか・・・
 地元は狭いと言いますが、お会いできる機会というのは
本当にタイミングだなぁと思います。

住み開きをするプロジェクトのご相談があり、
まずは家に実測と状態の確認にうかがいました。

同級生で多忙を極める大工の古瀬氏に同行してもらい、2階の屋根の点検も。




ひょいひょいっと屋根に登ってもらい、私もなんとか付いて上がり・・・
構造部材は腐食も倒れも無く、しっかりしていました。

瓦の大きなずれとルーフフィングの劣化による雨漏りが多々有り。
昔ながらの土が敷かれた瓦葺きで、先ずは今後の修繕の方法の検討などを行いました。

新たな家主に大切に住み続けて頂ける事を嬉しく思うと同時に、
地元で増え続けている空き家に対して、建築士として何かできることは無いものかと思案する今日この頃です。


2020-01-10

カフェ大宮

投稿がまたしても疎かになっておりましたが・・・
2020年もどうぞ宜しくお願いいたします。

日御碕神社のお膝元に、小さなブックカフェ「cafe大宮」がオープンしました。

佳きご縁があり、こちらの設計監理をさせて頂きました。

義理のご両親がお住まいの日御碕の地域が寂れていく事に危機感を持たれ、旅好き・本好きなバリキャリ女性が、カフェのオーナーとして心機一転。

美味しいコーヒーと本を楽しむ事のできる、大人の遊び心が詰まったお店になりました。

誰かの人生の岐路に寄り添い、一緒に伴走できる楽しさと責任が、建築にはありますね。


施工は出雲の石川工務店さん。

内装の壁は、オーナーTさんと一緒に半分くらいDIY塗装を行いました。

サボテンBooks工作部によるアートな本棚も制作して頂きました。
日御碕神社の趣きをリスペクトしたような、朱い色が空間をピリっと引き締めています!さすが。





お店のロゴやショップカード等のデザインは、私の地元である三刀屋出身のデザイナーberell designの富田氏によるもの。

cafe大宮のコンセプトと空間イメージとリンクする、素敵なデザインに仕上げて頂きました。

今後はお店のグッズなども少しずつ作っていかれるようです。


コーヒー豆は出雲のモカさん。
淹れ方を特訓されたオーナーさんのコーヒーはとても美味しいです。

デザートはどれも手作り。
私はクリームチーズのテリーヌ
(濃厚なチーズケーキと言ったら伝わるでしょうか)
が大好きです。




この日は雨模様でしたが、お天気の良い日にドライブがてら訪れてみてくださいね。

金曜定休ほか、悪天候の際はお休みです。

2019-07-05

奥出雲の家

明治の頃に建てられたという、奥出雲町佐白の住宅・U邸。
こちらの母屋の改修設計と監理を担当させて頂きました。防湿性能・断熱性能を高めると共に、外観の美装、内部動線の改善、水周りの改修を大々的に行なっています。


春先に解体工事が始まり、このほど竣工。奥出雲の大工さん、設備会社の皆さんに工事を担当して頂き、予定より早いお引き渡しとなりました。

雪深いこの地域ならではの無骨な構造。
雪ずりから家を守る深い軒、農作業の合間に腰掛ける事のできる縁側をもつ形態はそのままに修繕しています。



U邸もそうですが、奥出雲の昔ながらの家は、総じて佇まいが美しいと感じます。
風土性から成り立つカタチなのでしょうね。


技術を持った人の手と創意工夫で、修繕や増築をしながら現代の生活スタイルに対応し住み続けておられることに感心します。


こちらは玄関。
建具のデザインは既存のものと馴染むデザインとサイズで。

クライアントのこだわりの家具も、地元の家具職人さんの力を存分に発揮して頂き、下足入れ、テーブル・椅子・ベンチ・食器棚は、出雲工芸さんで材料選びから制作までお世話になりました。

ダイニングテーブルと椅子には、珍しい樹種が使われています。


クライアントのご夫婦共に、仕事も農作業も楽しそうに忙しくされているので、日常的な家事動線の効率化を図り、流し台・調理台のほか、奥行き1mのキッチンカウンターを設けました。

こちらのカウンターは、木次の深田建具店さんの制作。いつも丁寧な仕事をしてくださり感謝です。

器やテキスタイル好きの奥様も、あれこれと季節ごとのしつらえを楽しむ機会が増えそうで、私も嬉しく思いました。

・・・・・・・・・・
建築工事:落合建築
電気設備工事:ダイニ電工
給排水衛生設備工事:米田住設
家具工事:出雲工芸
畳工事:友塚畳工店
キッチンカウンター:深田建具店
スクリーン・カーテン:八木内装